改正FIT法におけるみなし認定の変更について

みなし認定変更
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みなし認定の増設に伴う申請についての考察

※本記事は2017年4月5日にまだJPEAに連絡がつながっていない状態で書いた記事です。実際と異なるところがある可能性があることを予めご了承ください。

弊社のような設置業者だけでなく、太陽光発電事業にかかわるほとんどの方にとって“要注目”の改正FIT法がいよいよ始まりました。やってみて初めて分かる不具合が多いのか、案の定混乱を招いているように感じます。

本来ならJPEAに連絡してクリアにしてからコラムを書きたかったのですが、一向につながる見込みもないので現在わかっていて質問の多い項目をコラムでまとめてみました。

みなし認定の増設はどうすればいいの?

とにかく質問をよくいただくのが、みなし認定者の増設に伴う申請です。
ご存知の方も多いと思いますが、既設の発電所は近い将来増設が規制される可能性があります。

今年の1月末から3月末までは軽微変更ができなかったため、変更が解禁された4月3日から多くの方が増設の申請を行っています。

しかし、改正FIT法が始まっており、今までの申請方法とは大きく異なっているので、制度をきちんと理解している私たちでさえも混乱してしまっているような状態です。

「増設の規制が始まる前に申請をきちんとしたい!でもやり方がわからない!」
「JPEAに電話しても電話がつながらない!いったいどうすればいいんだ!」
という方に少しでも参考になればと思います。

話がごちゃごちゃになってしまってはいけませんので、まず整理をします。

事業者様と申請を行っている設置業者(旧登録事業者)様では方法が全然違います。

まず、変更の申請を行おうと考えている方は、下記3つのどれに当てはまるのかを考えてください。

①設備認定の申請を自分で行い、申請を行った時の登録者のIDとPASSがわかる
②設備認定は業者にやってもらい、業者から設備IDとPASSを教えてもらっている
③上記いずれでもなく何にも情報がわからない

おそらくいずれかに当てはまるかと思います。

弊社でお話しさせていただいた方は②と③のパターンが多かったのでこの方たちからご説明していきます。

設備IDとPASSだけではネットを使っての申請は一切できない!?

設備認定の時はなっとく再生可能エネルギーのページから設備IDとPASSを入力すれば少なくとも自分の発電所の情報を見ることができたのですが、事業者登録に変わってからはログインはできるもののなんの情報も操作もすることができません。

かろうじてできるのはパスワードの変更と事業者の情報の確認程度です。
※設備の情報は表示されません

こちらはJPEAにも確認を取っていますが、設備IDとPASSワードを持っていたとしてもネットを使った事業者変更を行うことはできないのです。

業者に登録してもらった方は、ネットを使って事業者申請を行うのであれば申請を行ってもらった業者に対応してもらう必要があります。

正直、初めてこの内容を認識したときにはなぜそのような方法にしたのか全く分かりませんでした。

例えば業者がつぶれていたり、縁が切れてしまっていたらどうしようもないということになります。

このような方たちは、なっとく再生可能エネルギーより「再生可能エネルギー発電事業計画書【みなし認定用】」という書類をプリントアウトして提出する必要があります。

ただし、記載する内容は設備認定に記載されている内容ですので、設備認定の情報を手元に置いていないとこの記載すら手間取ってしまうかもしれません。

話が前後してしまい申し訳ないのですが、この「再生可能エネルギー発電事業計画書【みなし認定用】」はみなし認定の方が事業者登録を行う際に必要な書類でこの書類を提出しても、今回のテーマである増設を行うことはできません。

この書類の中には設備IDを記載する場所があり、設備IDがわかる方はいいのですが設備IDがわからない方はこの書類すら送ることができません。

そのような方は設備IDの再申請から行う必要があります。

設備IDの再発行は可能なのですが、以前はメールでできた方法が現在はできなくなっている可能性があります。

というのも、新しいJPEAのサイトを見ると
「IDを忘れた方 IDを忘れた方はJPEA代行申請センターにお問合せください。本人確認を行うため、再発行にはお時間をいただきます。」と記載されています。

なかなか電話がつながらないJPEAですが、これはお問合せするしか仕方がないといった状態です。

登録事業者のIDとPASSを持っている方は、インターネット上でみなし認定から登録事業者の変更を行うことができますので比較的手間はかからないと思います。

増設の手続きは事業者登録後に行う!

増設の手続きは、みなし認定の状態では変更ができず事業者登録後にしかできないみたいです。

ただし、公表されている書類を見る限りは電力会社に提出した資料をもって変更を受け付けるといった感じの文面が記載されていました。

電力会社に確認しましたが、残念ながら電力会社ではよくわからないとのことでJPEAに確認するほかありません。

なっとく再生可能エネルギーに掲載されている「変更内容ごとの変更手続きの整理表」を見ると、認定を受けた事業計画を変更する場合下記変更方法があるとのことです。
①変更認定
②事前変更届出
③事後変更届出
※以前の軽微変更と設備変更のような仕訳

これを確認すると太陽電池に係る事項(太陽電池の合計出力)は事前変更届出を行う必要があり、構造図と配線図の提出が求められるとのことです。

電力会社に対する確認などの項目が一切見当たらないので電力会社との協議は必要がないのかもしれませんが、少なくともみなし認定の方が増設の手続きを行うためには下記の手順が必要になります。

①みなし認定から事業者登録を行う(事業計画の提出)
②事業者登録が切り替わってから事前変更届出

期限は大丈夫なのか?

増設に規制がかかることを前提で考えたときに気を付けなければいけないのが「どれくらい時間がかかるのか?」ということです。

みなし認定制度の切り替えは2017年9月30日までに行う必要があり、おそらくそこまではJPEA等関係各所はバタバタするのでそのあとに規制がスタートするのではないかと考えています。
※2017/10/1が有力?

この段階で増設の申請が出ていればいいのか?完了していないといけないのか?はわかりませんが、仮に完了していないといけない場合、みなし認定から事業者認定の切り替えに1-2か月程度係るといわれています。
事後変更届出に関しては全くの未知ですが、仮に今までの変更届と同じであれば1か月程度かかりますので、合わせると最長で3か月程度かかる可能性があります。

このように考えると最低でも2017年6月までには申請を行わないといけないのではと考えられます。
なお、設備IDをお持ちでない方はIDの申請に1か月程度係る可能性がありますのでご注意ください。

まとめ

みなし認定の発電所を増設するための流れは下記のとおりです。
①事業計画を提出して事業者登録を済ませる
②事業者登録後事前変更届出を提出して太陽電池の合計出力を変更する

登録事業者のIDとPASSを持っていない方はネットでの手続きはできず、郵送対応になります。

その際に設備IDを記載するところがありますので、設備IDをお持ちでない方は設備IDの取得から行う必要がります。

増設の申請をするためにシステム復帰を待ち望んでいたのに出鼻をくじかれた!という声を多くの方から聞きます。

改正FIT法が始まり申請方法が大きく変わってしまったことで、いろいろとトラブルが出ることも推測できます。

トラブルを回避するためには情報収集を徹底的に行い、JPEAや電力会社と連携を取り合うことが必要不可欠です。

KGSではトラブルが起こらないように常に最新の情報を集めていますので、ご不明な点やどうすればいいのかわからない点などがありましたらお気軽にお問合せください。


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