電子申請で使用するログインID/パスワードについて

電子申請で使用するログインID/パスワードについて
2017年1月~9月までで68社もの太陽光関連会社が倒産しました。2012年7月以降のFITバブルで新規参入した業者が次々と倒産し、2017年10月現在までの過去最高の数値になったと新聞などでよく取り上げられています。

 

倒産後の対応が問題なく行われていればいいのですが、夜逃げ状態である日いきなり連絡がつかなくなるといった例も珍しくありません。施工業者と連絡がつかなくなってしまったら、ご自身で対処するか、業者へ相談するしかありません。
事業者様自らでいろいろな情報を照会していだく必用がありますが、なかでも取り扱いに困るのが、再生可能エネルギー電子申請で使用する各種IDです。
本来事業者様が持っているべきものなのですが、管理していた会社から通知されていない場合もあり、そもそも存在をご存知ないという方もおられます。

1.そもそもIDとは?-IDの種類について

太陽光発電関連のIDには4種類あります。

 

・登録者ID
電子申請の登録を行う人が取得するIDです。各種申請や申し込みを行うことができ、申請管理を業者に依頼していた場合は業者がこれを持っていることになります。

 

・設置者ID
事業者IDと呼ぶこともあり、太陽光発電設備の持ち主に与えられるIDです。こちらでも電子申請のログインができますが、登録者IDとは役割が異なり、申請や申し込みができません。自身の申請管理を行う登録者IDを切り替えることができます。

 

・設備ID
太陽光発電所それぞれに割り振られるIDです。このIDを使用して電子申請にログインすることはありません。

 

・申請ID
登録者IDが行った申請を管理する番号で、設備ID同様、このIDで電子申請にログインすることはできません。

2.他社へ申請管理を依頼するときに必要な情報

上記のうち重要となるのは②設置者ID(事業者ID)とログインパスワードです。
これを新たな業者へ伝えることができれば、新たな業者の持つ登録者IDと紐づけることで申請管理を任せることができます。

 

または全てを事業者ご自身で行われる場合は「新規登録」で登録者IDを作成し、再度設置者(事業者)IDでログインして登録者IDを過去の業者から、新たに作成した登録者IDへ切り替えれば完了です。

2-1.IDとパスワードはどこに書いている?

旧制度:登録者が申請を提出した後に1度だけ画面表示
新制度:IDはメールで通知、パスワードは自分で設定

2-2.ログインID・パスワードの再発行をご自身で行われる場合

-メールで申請を行います。返答までおよそ2ヵ月(2017年10月現在)かかってしまいますが、他に方法がありません。

 

・依頼書-再生可能エネルギー電子申請HP内から入手
・個人:運転免許または住民票 法人:運転免許または健康保険証+会社の登記簿
をPDF化してメールに添付し、jp-acidpwtoi@jpea.gr.jpへ送ります。
その際、件名に【ログインID紹介依頼】と入力するのを忘れないようにしましょう。
※相続人、管財人の場合は別途書類の添付が必用です。

2-3.ログインID・パスワードの再発行を新たな業者へ依頼される場合

-こちらもご依頼された業者からメール申請を行うこととなるため申請から2ヵ月ほどかかることとなってしまいますが、下記の情報があれば再発行を依頼することができます。

 

・設備ID-管轄の電力会社に問い合わせ、発電所の住所を伝えることで照会可能です
・委任状-再生可能エネルギー電子申請HP内から入手
・印鑑証明-市区町村の役所で入手

2-4.パスワードだけがわからない

1.パスワードの再発行
再生可能エネルギー電子申請のページに「パスワード再発行」ページにログインIDを入力すると、ログインIDに紐づいたメールアドレスにパスワードを記載したメールが送信されます。

 

2.パスワード記載メールが届かないとき
このメールアドレスは本来事業者様のアドレスが入力されるべきなのですが、そうでない場合があります。
・ご自身が受信するメールアドレスを変更した
・JPEAからのメールが迷惑メールとして処理された
・管理していた業者がアドレスを自社のものに設定していた
などの理由が考えられます。メールが届かないときはJPEAに問い合わせることになりますが「ログインID/パスワードの再発行手続き」を行うよう言われます。

 

3.ログインID/パスワードの再発行手続き
上記を参照してログインID/パスワードの再発行を行ってください。

 

4.メールアドレスを確認する
再発行されたログインID/パスワードでログインし、メールアドレスをご確認ください。ここが以前管理していた業者のアドレスや、既にお使いでないアドレスだった場合はメールアドレスをご自身のものへ変更してください。

3.直近で行っておかなければならない手続き

・みなし認定移行手続き
期日:10kW以上の発電所→2017年9月末 10kW以下の発電所→2017年12月末

 

10kW以上の発電所に関しては本記事執筆時点(2017年10月)ですでに期日を過ぎてしまっていますが、まだ行っていない方はこれからでも手続きを行いましょう。
手続きを行っていない場合、個別に連絡が行くことになります。その際に手続きを行っていない理由について聞かれ、認定申請を行うよう求められます。

 

10kW以下は今年じゅうに申請を行えば問題ありません。
しかし、先述の通りID・パスワードの再発行は必要な場合は2ヶ月ほどかかってしまいますので、今すぐ確認されることをお勧め致します。

4.保証はどうなる?

施工業者が倒産してしまった場合、残念ながら施工業者独自の保証は無効になってしまいます。しかし、各設備のメーカー保証は、条件さえ満たしていれば適用することが可能です。

 

その際、できるだけ多くのメーカーとお取引のある業者へ依頼したほうが連絡がスムーズに行えます。新たな業者へ相談する前に、その会社のHPなどでお使いの設備メーカーと取引があるか調べておくと良いでしょう。

5.まとめ

このご時世、大手企業だから、歴史があるからといって倒産しない保証はどこにもありません。そんなときのために、設置者(事業者)IDやログインパスワードなどはご自身でも保管しておきましょう。

 

弊社でも会社の倒産に伴うご相談を数多く承っております。ご相談のみで費用を頂戴するようなことはありませんので、お困りの際はお気軽にご連絡いただければと思います。

お問い合わせはお気軽にどうぞ

関連記事

2017年4月からのメンテナンスの義務化について(2017年2月1日現在)

2017年4月1日よりメンテナンスが義務化されます 低圧の太陽光発電所は法令上一般電気工作物とされ、メンテナン...

改正FIT法が始まったことで行わないといけないこと

改正FIT法は発電事業を行っているすべての人に関係する法令です 改正FIT法が始まったことで再生可能エネルギー...

太陽光発電所設備の定期報告は厳格化されるのか?改正FIT法に伴う変更について

7月24日に発表された新システムでの定期報告は制度の厳格化の前触れか? 最近何かと弊社や太陽光発電事業者を騒が...

再エネ導入、EPCのご相談はKGS株式会社へ
太陽光EPC、部材販売土、土地買取、再エネのご相談はKGSへ