そもそもEPCとは?太陽光発電所をつくるときにチェックすべきポイント

太陽光発電所をつくるときにチェックすべきポイント
太陽光発電所の設置について調べ始めると「EPC」という言葉をよく目にするのではないでしょうか。普段の生活ではあまり馴染みのない言葉ですが、改めてここで「EPCとは?」「太陽光発電のEPCで注意すること」について解説して行きます。

1.EPCとは

太陽光発電所を含む産業施設の設計、調達、建設を、それぞれの英語であるEngineering、Procurement、Constructionの頭文字をとって「EPC」と呼びます。
簡単にいうと、太陽光発電所の設置を一手に引き受ける事業のことです。
事業者の中には、施工費用を抑えるために自らの手で太陽光発電所を作ってしまう方もおられます。また、パネルやパワコンなどの部材は商社から集め、施行を知り合いの建築業者に依頼するといった「分離発注」という手法を採られる事業者様もおられます。しかし、いずれにしても土地に適した設計から部材の手配、そして設置など、様々な場面で専門知識や技術・経験が要求され、なかなか真似できるものではありません。加えて、設計や施行の上で発生したトラブルについては全て事業者様の責任となってしまいますので、設計・施行の予算を削減しようとするあまり、後々余計な手間や予算のかかる事態に発展する場合もあります。
特に「分離発注」では、事業者様ご自身が現場監督として施行を指揮しなければならなりません。いざ始めてみると、大小さまざまな判断を迫られ、よほど慣れていない限り、かなりの負担になります。
さらに、稼働後に予期せぬトラブルに見舞われてしまうこともあり、そんなときに相談できるパートナーがいないというのは、とても心細いものです。
弊社を含めたEPC業者は、土地の特性、事業者様の計画、部材の相性等を事業者様に代わって勘案し、安定した発電所を作る役割を担っています。
では、EPC業者は設計、調達、建設の各段階でどのようなことを行っているのか、以下で詳細に説明致します。

2.設計 Engineering

土地に合っていることはもちろんのこと、運用計画や売電計画にあった設計を行います。
性能や価格だけで部材を選ぶのではなく、保証が運用条件に向いているかという点なども加味して選定します。
それ以前に重要なことですが、本当にその土地で設置可能か否か、接続した場合の売電単価がいくらになるのかということも合わせて確認します。
情報が出揃うと、この段階でシミュレーションを組み、見積が出来上がります。

この段階の注意点

・シミュレーション数値は適正なものか?
・部材の選定に根拠があるか?

3.調達 Procurement

見積に合意となれば、設計に従ってパネルやパワコンをはじめとした各部材を手配します。
納期は、時期やメーカーによってそれぞれ異なりますが、EPC業者からメーカーへ発注したところでおよその納期が判明します。

4.建設 Construction

部材が揃うといよいよ発電所を土地に設置してゆきます。
設置前に調査をしていても、いざ作業を始めてみると問題が発生することもあるのご注意ください。事前の打ち合わせから変更が生じる部分に関しては、EPCを請け負っている業者から説明や相談があります。しっかりと納得できる回答を得てください。
信じがたいことに、架台の角度を間違っていたり、パネルの並びがガタついていたりという事例もあるようですので、できるだけ現場の確認をしていただくことをお勧めします。

この段階の注意点

・造成は十分か
・架台・パネルの並びに歪みはないか
・設計に比べて大きく変わっているところはないか-あるとしたらその根拠は何か

5.発電所が完成したら

発電所が完成すると、いよいよ売電を始めることができます。
太陽光発電所は20年間売電できますが、そのぶん管理が必要です。

5-1.メンテナンスについて

改正FIT方により、野建ての発電所はメンテナンスの導入が義務化されました。
EPC業者が取り扱っている場合もあるので、相談してみましょう。または、メンテナンスを専門に行っている業者もあります。

5-2.草刈りについて

発電所の地面からは、もちろん草が生えます。コンクリート基礎や防草シートなどで発生を防ぐこともできますが、比較的安定した土壌で初期費用を抑えるとなると、土のまま発電所を設置することもあります。そうなった場合は、定期的な草刈りや除草剤の散布などで雑草対策をしなければなりません。
長く伸びた草の影が太陽光パネルにかかると、発電量が低下するだけでなく、そこに熱が集まって「ホットスポット」と化し、パネルが焼損したり、最悪の場合火事に発展します。
特に春~夏の間は雑草の発育がよいので、こまめにチェックしていただくことをお勧めします。

6.トラブルが発生したら

何事もないのが理想ですが、野建ての発電所は様々なトラブルに見舞われることがあります。
台風や落雷による設備の破損や、ホットスポットが出来て焼けてしまったり、ファン付のパワコンの場合は雑草を巻き込んでしまったりなどなど・・・。緊急の際は、メンテナンス業者へご依頼頂くことで駆けつけ対応が期待できます。
EPCでは受け渡しまでが責任範疇になり、運営上のトラブルは、必ずしも対応してくれるわけではありませんが、機材を把握しているぶん、相談し易いかと思います。
また、大きな買い物ですから、設置した後にも不安なときや疑問があるかと存じます。
そんなとき、気軽に相談できるEPC業者であれば、原因や対処法を聞きやすいのではないでしょうか。

7.まとめ

信頼できるEPC業者へ依頼しましょう
当たり前の結論ではありますが、太陽光発電所は20年間の事業です。
設置コストを抑えることは大切ですが、将来的に発生する突発的なコストを抑えることも同じくらい大切です。
設置後の20年で起こるトラブルを予見して対策を施したり、保証・補償を準備することで支出を抑えることができれば、結果的な収益増に繋げることができます。
大手・中小企業を問わず、気軽に相談ができて事業者様の疑問・不安を解消できる相性のよいEPC業者へご依頼ください。
まずは、いくつかの業者へ並行して相談を持ちかけてみるのも良いと思います。

弊社でも、事業者様の不安・疑問にお答えできるよう、日々取り組んでいます。
・設置したいけれどデメリットを把握したい。
・他社の設計はこうなっているけど、適正?
・設置した業者と連絡がつかない
などの理由でお困りの際は、お気兼ねなくご相談くださいませ。

お問い合わせはお気軽にどうぞ

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