2017年度版今更聞けない太陽光発電のパネルメーカーの選定方法

高い事業性を確保するためにはパネルメーカーの選定が必須です!

固定価格買取制度で定められた売電単価が年々下がっていく中で高い事業収益性を確保するためにはパネルメーカーの選定が非常に重要になります。

ただ、太陽光パネルを作っているメーカーは全世界に数百社とあり、適切なパネルメーカーの選定が難しく、事業者様が後々後悔しているということをよく聞きます。

太陽光発電業界は市場の推移が非常に激しく昨年通用していたことが今年は通用しないということがよくあります、そのため本コラムでは2017年度5月現在にわかっていることをご紹介していきたいと思います。

わかりにくい点やもっと詳しく知りたいと思われた方はお気軽にお問合せをいただければと思います。

パネルメーカーを自由に選ぶことができるようになった2016年の制度

パネルメーカーを選ぶときにまず知っておかなければいけないのが2016年8月以降に電力会社と契約した方はパネルの変更が自由にできるという点です。

今までは設備認定の申請時に記入したメーカー以外のパネルを使うことはできませんでしたが昨年度の改定された内容により、接続契約を締結した後にもパネルの変更が可能になりました。

その結果、以前ほどパネル選定に神経を使わなくなっても良くなりました。
しかしほとんどの業者では販売するパネルが決まっているため事業者様がほかのパネルメーカーがいいといってもなかなか対応はしてもらえないみたいです。

きちんとした知識を持って申請代行者や設置業者に話をするようにしましょう。
ただし、あくまで変更可能なのは2016年8月以降に電力会社と接続契約を結んだ事業者様のみでそれ以前に接続契約を結んでいる方は変更ができません。
※接続契約はどの段階で接続契約とみなすかが各電力会社によって異なります

コストが優先されるパネルメーカー選定

太陽光発電事業を始める方にとっての一番の関心はまず間違いなく設備などのコストで、安かろう悪かろうよりも安物が売れるといった状況になりつつあります。

幸い現在日本市場で一般的に流通されているパネルメーカーの品質はそこまで悪くないので価格だけで選んでも大きな失敗をすることは考えにくいです。

価格で見たときによく話しに出てくるメーカーは次の通りです
中国系のメーカー
①JINKOソーラー
②トリナソーラー
③JAソーラー

国内メーカー
①ネクストエナジー
②エクソル

他にも様々なメーカーがあるのですが初期費用を大きく抑えることができるメーカーは上記5社程度かと考えています。

もっと安いメーカーの存在もあるのですがあまりも品質が悪く、とてもお客様にご提案することができなるレベルではないと考えております。
※具体的には20年間本当に持つのか心配になるレベルです

安いとは言ってもW単価で1-2円程度の差がありますのであとはそのコスト差と事業者様の好みでメーカー選定を行うといった感じです。

もちろんそれぞれのメーカーには様々な特徴がありますので価格だけではなく特徴を踏まえてメーカーを選定される方もおられます。

パネルの品質からパネルを選定する

パネルの品質と記載すると誤解を生みやすくなってしまうので少し補足をしますが、ここで記載している品質は発電量のことを指しています。

パネルのW数が同じであれば実際の発電量に大きな差が出ることはあまりないはずなのですが、実際の実発電量で見ると同じW数のパネルを使用しても発電量が違うことが多々あります。

特に弊社で納品させていただきましたお客様からよくシミュレーションよりもだいぶ多く発電していると連絡をいただくのは下記のメーカーです。
①ソーラーフロンティア
②ハンファQセルズ

ソーラーフロンティアは日本メーカーでハンファQセルズは韓国のメーカーになります。

この2社は影に強いという特徴と発電量がシミュレーションよりも高くなる割合が多いとよく言われるメーカーです。

W単価は先ほど記載したメーカーよりも高くなりますが売電収入も高くなるので利回り率でみるより、手元に残るお金で見たときには選択されやすくなります。
※ただし、発電量が伸びるということを保証するものは何もありません

国内有名メーカーは家庭用にシフト!

固定価格買取制度が始まった当初は国内大手メーカーのシャープ・東芝・三菱・パナソニックなどで申請し、設置を行っていた事業者様が比較的多かったのですがここ2年ほどはこれらのメーカーを使って10kW以上の太陽光発電事業を行っている方はかなり少なくなくなったといえます。

国内大手メーカーが太陽光発パネルの製造をやめたのかというとそういうわけではなく、市場を価格競争力の高い産業用から比較的価格競争力の低い家庭用へとシフトしていきました。

その結果、産業用の市場にはあまり聞きなれないメーカーが活躍をしているような状況です。

多結晶よりも単結晶のほうが架台・施工費が安くなる!

単結晶は多結晶に比べて半導体の精製レベルが高く、発電の能力が高くなるのですがその分コストも上がってしまいます。

今では多結晶と単結晶のコスト差が大きかったため単結晶のパネルを選択する方が少なかったのですが2016年中ごろからコスト差が少なくなってきました。

単結晶のパネルことで同じ発電容量の発電所だったとしても、発電所全体に使うパネルの枚数を減らすことができ、架台・工事・ケーブルの費用を抑えることができ、パネルの価格が上がったとしても全体の発電所のコストを大きく下げることができ、収支をよくすることができます。

また、発電所のパネル容量を増やす過積載を行う際にも単結晶の方が良いといわれています。
詳しくは割愛しますが、単結晶のパネルを使用することで最大設置太陽光パネル容量を増やすことができます。

今では多くのパネルメーカーが産業用太陽光発電の単結晶モジュールを販売していますが一部のメーカーは取り扱いがないため、今まで紹介してきたメーカーで単結晶のパネルを持っているところをご紹介します。

①トリナソーラー
②JAソーラー
③ネクストエナジー
④エクソル

単結晶パネルを使った発電所計画をぜひご検討ください。

2017年度パネル選定方法のまとめ

太陽光発電事業は設備費用を下げることができれば回収率が良くなり事業収支が良くなります。

設備の中で一番大きなウエイトを占めているのが太陽光パネルになるため、適切なパネル選定を行うことが重要になります。

お客様はコストでメーカー決定をすることが多く、よく選定されるメーカーは次の通りです。

中国系のメーカー
①JINKOソーラー
②トリナソーラー
③JAソーラー

国内メーカー
①ネクストエナジー
②エクソル

価格以外で見たときによく選ばれるのが実発電量です。
実発電量が伸びやすいメーカーは下記のとおりです。

①ソーラーフロンティア
②ハンファQセルズ

設置する場所の大きさにもよりますが多結晶のパネルを使うよりも単結晶のパネルを使うほうが増えており、単結晶を取り扱っているメーカーは次の通りです。

①トリナソーラー
②JAソーラー
③ネクストエナジー
④エクソル
※JINKOソーラーも取り扱っているが海外で大型受注があり、日本市場に十分な単結晶パネルが出てこない

それぞれのパネルメーカーの特徴などもありますのでご不明な点などがありましたらお気軽にお問合せください。

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