田淵パワコンも過積載OK!集電ケーブルを使った田淵の最強過積載方法とは!

田淵パワコンも過積載OK!集電ケーブルを使った田淵の最強過積載方法とは!

田淵電機の最大過積載率は他メーカーを圧倒する350%!

田淵電機はおそらく国内シェアNO1のパワコンメーカーです。
特に、固定価格買取制度が始まった頃は他に選択することができるパワコンも少なかったため、ほとんどの発電所で使われていたといっても過言ではありません。

太陽光発電所の件数が増えて選べるパワコンメーカーが増えてからは様々なトラブルなどもあり今では使われることが減ってきているものの、先行者メリットは大きく全国各地の発電所で現在も稼働しています。

田淵電機だけに限らず日本のパワコンメーカーは過積載に対して否定的な点がいくつかあり、それが最も象徴的なのが、ある一定数値を超えた過積載を行うと保証が使うことができない時期があったことです。

太陽光発電事業者がどんどん過積載を行っていく流れとは逆行していたため、多くの方が田淵電機から離れていく結果となったのです。

田淵電機もこのままではまずいと思ったのかメーカーが公式に過積載の方法を発表し、田淵電機も過積載を行うことができるようになりました。
しかしこの過積載率がとんでもなく高く、弊社でも驚き、本当にそこまでの過積載ができるのか心配になりメーカーに確認したほどでした。

田淵電機のパワコンを新設で使われる方はもちろんですが、すでに設置されていて増設でパネルを増やしたい方にも非常に有効な接続方法ですので、是非皆様の参考にしていただければと思います。

田淵電機の過積載の方法は集電ケーブルを使い並列数を増やします!!

田淵電機のパワコンで特殊な方法を使わないで過積載を行う場合は次のような計算になります。

田淵電機EPU-の場合
最大入力電圧 570V
最大入力電流 10.3A(ストリング当たり)
参考パネルネクストエナジー NER660M295
公称開放電圧 39.64V
公称短絡電流 9.66A
 
計算式
直列数
最大入力電圧570V×90%÷公称開放電圧39.64V=12.≒12直
並列数
最大入力電流10.3A÷公称短絡電流9.66A=1.≒1並列

田淵電機の端子は5端子なので1台当たり60枚設置することが可能になっています。
低圧の発電所の場合パワコンは5台使用し49.5kWにするので60枚×5台で300枚の設置が可能になります。

295Wモジュールなのでパネルの総合出力は88.5kWとなります。
よく使われるオムロンのKP55M2シリーズなどは324枚接続が可能となっており、95.58kWの接続が可能なので過積載率を高くしたい人にとって田淵電機の300枚はあまり魅力的な数字ではないといえます。

今回発表があった特殊な並列数を増やす方法

今回田淵電機から発表があったのは1回路あたりに入力できる電流数を30Aまで認めるという内容でした。

参考のパネルの場合の公称短絡電流は9.66Aのため最大並列数は4並となります。
並列数は直列数と別に考えるため12直4並という接続方法も性能上可能となっています。
ただし、パワコンの端子にそのまま並列にパネルを接続することはできませんので、ソーラーフロンティアなどの電圧値が高いパネルを並列に接続するために使用する集電ケーブルを使用します。

集電ケーブルはコンセントのタコ足配線と同じように一つの端子を複数に分けることができます。
正直3並4並に接続してもピークカットで切り捨てる部分が多くなりますので個人的には2並までに抑えることをおすすめします。

2並列で直列数の最大値である12直を組むと1端子当たり24枚×5端子になるため120枚の接続になり×5台で600枚、何と177kWの接続が可能となります。
177kWの接続を行うと年間のピークカットは30%近くになってしまいそこまで過積載する必要性がありませんので直列数を8直か9直にすることをお勧めします。

●8直2並5回路の場合
1台当たりの接続可能な枚数は80枚で低圧の発電所の場合最大400枚の接続が可能です。
ネクストエナジー295Wパネルを使用した場合の年間シミュレーションは124,748kW程度になります。
※パネル出力118kW

 

●9直2並5回路の場合
1台当たりの接続可能な枚数は90枚で低圧の発電所の場合最大450枚の接続が可能です。
ネクストエナジー295Wパネルを使用した場合の年間シミュレーションは131,300kW程度になります。
※パネル出力132.75kW

それぞれのシミュレーション数値は和歌山県白浜町ピークカットを考慮して算出しています
このくらいの過積載率だとほかのパワコンと比べても見劣りしなくて良いかと思います。

田淵の保証について

さて問題はこの過積載を行った時の田淵の保証です。
今まで130%以上はだめだ!みたいなことを公言していた田淵電機なのでここまでの過積載を行うとさすがに保証の範囲外になるのかと思いましたが、資料をよく見ると次のように記載されています。

田淵電機資料原文
・直列に接続する太陽電池モジュールの出力電圧の合計が、各パワーコンディショナの最大入力電圧を超えないようにしてください。最大入力電圧を超えた場合、故障の原因となり、保証の対象がとなります。

つまり保証するかしないかは直列数の方であり並列で増やす分には問題がないということになります。
電圧値で考えると最大直列枚数である12直を越えなければ問題ありませんので、今回の集電ケーブルを使った超過積載は田淵電機の保証が使える方法といえます。

まとめ:過積載は計画的に!

売電単価が下がってきたことによってできるだけ過積載を行い収支をよくする方法が一般的になってきました。

そのためもともと過積載に対して否定的だった田淵電機やオムロンが過積載に対して肯定的になってきたのはいいことだと思います。

ただし、過積載を検討されている方には再度認識していただきたいのですが、過積載率を高くすればするほどピークカット率は高くなります。
そのため、ただ何も考えず過積載をどんどんしていくのがいいのではなく、その土地の日射量に合わせて適切な過積載率を選択することが重要になります。

利回りを高くする過積載率・収支を最大にする過積載率どちらも違う数字になりますので、発電事業者様はご自身の発電計画をしっかりと踏まえてパワコンや過積載率を選ぶようにしましょう。

KGSでは太陽光発電所のプランニングから建築設計ませんあらゆる点で皆様のお手伝いを行っておりますので、どのようなことでもお気軽にご相談いただければと思います。

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