食品残さの回収とリサイクル活用方法について

食品残さの回収とリサイクル

食品残さをエネルギーとして活用する

バイオマス発電事業を行う場合は直接燃焼タイプにせよ、バイオガス発電にせよ非常に多くの燃料が必要になります。
ほとんどの発電事業者様はこの燃料調達がうまくいかず、バイオマス発電事業をあきらめてしまっているのが現状です。

本コラムでは詳細は記載しませんがバイオマス発電事業は燃料の回収が事業成功の8割程度を占めるといって言い過ぎではありません。

本コラムでは主にバイオガス発電に使用される食物残さを集めるためにどのような手段があるのか?
また、現在はその食物残さがどのように処分(リサイクル)されているのかをご紹介していきたいと思います。

バイオマス発電事業を考えられているかの燃料集めの参考になれば幸いです。

集配業者から食品残さを集める

バイオガス発電における食物残さはガスの量を増やすために必要です。
※糞尿などは安定させるために必要といわれています
発電機の容量によって大きく異なるのですが300kW程度の発電所の場合1日あたり40t程度の量が必要といわれています。
※こちらも糞尿と割合によって大きく異なります
いずれにせよ食品残さを毎日数十トン集め続けることが必要です。

このように考えていくと選択肢はおのずと限られてきて、安定させるためには食品工場などから食品残さを回収するのが燃料の安定供給につながっていきます。

しかし、ほとんどの向上は何かしらの形でごみ業者が入っていて簡単に切り替えることが難しいことがあります。
そのため、直接工場から食品残さを集めるのではなく集荷業者からごみを集めることも方法としては考えることができます。

弊社が携わってきた発電事業者様も自社で集めることができる残さ等+集荷業者からの食品残さを組み合わせて発電に必要な量を確保していました。

しかし、食品残さは様々な形で有効活用することができるため、集配業者がすでに良い条件で処分をする方法を確立している場合があります。
要はお金で引き取ってくれるところがすでにある場合です。

食品残さはたい肥・家畜飼料へとリサイクルが可能

食品残さの効果的な処分(リサイクル)方法として挙げられるのが発酵させて、たい肥へリサイクルしたり、乾燥させて家畜飼料として使用する方法です。

バイオガス発電の場合、食品残さをエネルギー(場合によっては液肥・たい肥)へと変更させることができ、固定価格買取制度を活用すれば売電先は20年間完全に固定されます。

たい肥・家畜飼料・エネルギー(売電)と比較した際の事業収支は間違いなくエネルギーがダントツで良いため、食品残さを集めるためのコストはおそらくたい肥や資料に変化させる他社様より多く出すことができると思います。
※事実あるお客様は他社より高い費用を出して食品残さを集めています

費用をかけて集めることが本当に正解なのか?

ここまで記載した内容を見るとバイオガス発電に使う食品残さは高いコストを払えば仕入れることができると書いているみたいに見えるかもしれません。

確かに燃料は多くコストを出すことで回収することができると思います、しかし一度コストによる燃料集めを行ってしまうと集荷業者が値上げ要求を行ってきたときにのまざるを得ないような状況になってしまいます。

バイオガス事業は先ほども記載したように成功の8割が燃料集めです。
燃料集めを集荷会社などに依存してしまうと何かがあった時に事業収支が合わなくなってしまい、発電事業を続けることが難しくなってしまいます。

そのため、事業を考えられる方は直接食品工場などとの契約を行うことをおすすめさせていただいております。

弊社では微力ながら燃料となる残さや家畜糞尿を集めるためのお手伝いもさせていただいております。

発電所の建設予定地からの配送費などを加味したうえで最適と思われる燃料回収方法を事業者様と話してアドバイスもさせていただいております。

食品残さをエネルギーと液肥(たい肥)に変化することができるバイオガス発電をもっと多くの方に知っていただければと思いますので気になられることがございましたらお気軽にお問合せいただければと思います。

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