バイオマス発電を検討している事業者様に知ってほしいこと

バイオマス発電事業を考える事業者に知ってもらいたいこと

弊社ではバイオマス発電の導入を支援しており、様々な事業者様とバイオマス発電事業の事業計画を立てさせていただいております。

色々な形でバイオマス発電事業に携わっていく中で弊社が非常に強く感じるのは、バイオマス発電事業の可能性が非常に大きく、もっといろいろな事業者様にもっと参入をしてほしいという点です。

バイオス発電事業は太陽光発電事業のように設置をしてしまえばある程度、ほったらかしても売電を行ってくれるものではありません。
※太陽光発電事業もメンテナンスなどのケアは最低限必要になります

燃料の調達リスク、発電所内で働く人事、電気事業法に絡む様々な作業と何も知らない事業者が「儲かるから!」と気軽にできるものではありません。

また、一般個人の方ではなかなか参入ができるような価格帯ではなく100kW程度の発電所でも1億円以上の費用が必要になるなど参入障壁も高いです。

大手企業作っているような何十Mという発電所でないと発電効率が高くならず、事業採算性が下がってしまいます。

そのため、クリーンなエネルギーとして注目を浴びることはあります、が実際に導入に対して行動を起こしている事業者様は本当に少ないと思います。
※行動を起こしていても知識が身につくにつれて参入障壁の高さにあきらめてしまうかたが多いです

バイオマス発電は何も知識がなければ失敗する可能性が非常に高く、実際にうまく稼働していない発電所が多いのですが、抑えるべきリスクをきちんと抑えてあらかじめ不測の事態に対しての対策を行っておけば、きちんと採算性が取れるビジネスモデルを作ることができます。

固定価格買取制度を利用したバイオマス発電事業はまだまだ高い売電単価が設定されていますので、高収益を上げることができ、なお環境に非常にメリットのあるビジネスモデルです。

多くの方に興味を持ってもらいたいと思いますので、本コラムではバイオマス発電事業をやりたいと考えている方にバイオマス発電事業の良し悪しをご紹介していきたいと思います。

少しでもバイオマス発電に興味を持っていただければ幸いです。

バイオマス発電事業は環境と地域に貢献できる発電事業

バイオマス発電事業の本来の姿は破棄すべきものを使用して安定した電気と熱と雇用を生み出すことです。
燃料として有名なのは木質バイオマスで使用する間伐材や建築廃材、またバイオガスで使用する家畜糞尿・食品残さ・汚泥などです。

利用価値がなく処分にも困ってしまうこれらの廃棄物を利用して安定した電気や熱を作りだすことができます。
これだけでも大きなメリットですが、バイオマス発電はこれらにプラスして雇用を生み出すことができます。

地方活性の一環として市区町村レベルで取り組んでいる自治体もあるくらいです。

熱利用についてはまだまだ有効活用方法が少なくてこれからという感じもしますが、熱も立派なエネルギーで再生可能エネルギーの先進国であるヨーロッパでは熱も積極的利用されています。

熱は移動時にロスが大きくこれからの課題も多いですが熱利用の技術が確立されれば、バイオマス発電事業の存在価値はより一層高くなります。

また、主にエネルギー面について記載してきましたが、バイオガス発電は燃料を発酵させてガスが出た後に残った処理物は液肥やたい肥として利用することも可能です。
※利用しない場合は下水処理法にのっとり適切な処理が必要

廃棄物を余すことなく利用することで、環境にとって非常に高い価値作り出すことができます。

ここまでは比較的メリットになることを記載してきましたがここからはバイオマス発電の難しいところをご紹介してきます。

燃料がないと何もできないバイオマス発電事業

バイオマス発電は自然エネルギーと違い何もしなければ燃料は集まりません。
そのため燃料を集める必要があるのですがバイオマス発電の燃料を国内で集める場合、安定して供給することが難しく、また20年間という売電期間常に供給し続ける必要があり、そんなに先のことは誰にも分らず、最悪燃料が全く集まらないということも考えられます。

また、燃料を運ぶための運送費もガソリン代などの影響で金額が読めず、初年度にたてた事業計画通りにいかない可能性も十分に考えられます。

太陽光発電は地震や津波といった自然災害でつぶれてしまう可能性はあるものの、ある程度は保険でのリスクヘッジが可能ですし、燃料になる太陽がなくなることは考えにくいので燃料調達に関しては心配がいらないといえます。

バイオマス発電所の設備事態はほぼ完成しているものがあり、適切な発電機選定ができればそれほど苦労はしないと思います。
※発電機の選定方法はいずれ触れたいと思います
※バイオガスの場合発酵をどこまでコントロールできるかが重要です

そのため、どのバイオマス発電メーカーと話をしても最初に出てくるのがこの燃料の問題です。

逆に言うとこの燃料の問題を確実にクリアできるものがあればバイオマス発電事業は成功したといっても過言ではありません。

しかし、多くの事業者様がこの難問をクリアできず発電事業をあきらめてしまっているのが現状です。

大手バイオマス発電所のやり方は本末転倒になっている!!

バイオマス発電所は実は国内数千M単位で稼働しています。
ほとんどは大型のバイオマス発電所で誰でも名前を知っているような大手企業が運営していることが多いです。

しかし、そのほとんどが海外から燃料を輸入するという方法を取っています。

一番代表的な例がマレーシアのやし殻(PKS)です
あくまで弊社ではやし殻を輸入してバイオマス発電事業を行うことがダメだというつもりはありません。

しかし、海外から燃料を輸入して国内で燃やすということはその燃料が重油なのかやし殻なのかの違いで、マレーシア国内でPKSを発電事業に回すのであればエコなのでしょうがわざわざ船でもってきて燃料に使うのはいかがかと考えています。

エコノためといえば聞こえはいいのですが本当にエコなのか?と疑いたくなる気持ちもあります。

また、海外から燃料を輸入するということは、日本がいつまでたってもエネルギーの自立ができないということにもつながります。

せっかくバイオマス発電は国内の廃棄物を使ってエネルギーを生成することができるにも関わらず、国内のバイオマス燃料は破棄して海外から輸入して発電をするのは売電事業を行い収益を上げることが目的になっているように感じてしまいます。

PKSを使ったバイオマス発電所は大型なものが大きく、大型な発電所が増えると小中規模の発電所を建築することが難しくなります。

今回のコラムでは割愛しますが日本のバイオマス燃料の状況を鑑みると小型のバイオマス発電所を点在させるほうが燃料回収の点では効率が良くなり、バイオマス発電事業の発展につながると思われます。

バイオマス発電は自然エネルギーを利用した再生可能エネルギーとは違い安定した電力を供給することができますので燃料を地元で集めて作った電気を地元で使いさらには地元に雇用まで生み出せるという本当の意味で地産地消を行うことができます。

弊社の目標は小型バイオマス発電所100か所のプロモーション

ここまで記載してきたようにバイオマス発電事業は適切な運用を行えば事業メリット・環境メリット・雇用メリット・地域貢献と様々な点でメリット生み出すことができます。

ただし、その方法は現在大手企業が行っている発電事業ではだめで小中規模の発電所の建設が必要だと思います。

そのため弊社では500kW程度までの発電所100か所のプロデュースと運営サポートを目指しています。

まだまだ勉強不足な点もありますが、事業者様と二人三脚でサポートしておりますので少しでもご興味を持っていた空けましたらお気軽にお問合せをいただければと思います。


KGSへ問い合わせる

関連記事

バイオマス発電を検討している事業者様に知ってほしいこと

バイオマス発電事業を考える事業者に知ってもらいたいこと 弊社ではバイオマス発電の導入を支援しており、様々な事業...

食品残さの回収とリサイクル活用方法について

食品残さをエネルギーとして活用する バイオマス発電事業を行う場合は直接燃焼タイプにせよ、バイオガス発電にせよ非...

再生可能エネルギーの期待の星となれるのか?バイオマス発電における期待と不安

弊社では再生可能エネルギーを増やすことは資源を持たない日本のエネルギー自給率を高めるために必要なことだと考えて...

再エネ導入、EPCのご相談はKGS株式会社へ
太陽光EPC、部材販売土、土地買取、再エネのご相談はKGSへ